ニコン Z8を迷わず選ぶべき最大の理由
インプレス様主催のニコンZ8レビュアー撮影会で
1ヶ月Z8と、レンズをお借りして、私が持っているZ6Ⅱと比べてみました。
Z8は最も楽しいカメラ
NikonのZ8はフラッグシップモデルであり
今人気のZ6Ⅲと比較した時
どちらを買うか悩む人は多いかと思います。
Z6Ⅲは最新型のミドルシップで
優秀な動画機能や、使い勝手も良く
解像度こそ高画素機には劣るもの
万能な使い勝手で、使いやすく
とても優秀なカメラであることは
間違いありません。
今現在私はZ6Ⅱを愛用していますが
当時、購入を検討している時に
にZ7Ⅱを買うか、Z6Ⅱを買うか迷った末
Z6Ⅱを選んだ理由は、
「Z6シリーズの汎用的に使い勝手の良さ」が
一番の購入の決め手でした。
そして、今日まで、約1年以上このZ6Ⅱを
愛用して、撮影に没頭してきました。
今回、Nikon様よりお借りしたZ8を
使ってみると…正直に言って
Z8の描写力、連写速度、
どれをとってもZ6Ⅱより
圧倒的に美しくて連写の速度も早く
あたりまではありますが
Z8はやっぱり素晴らし1台だなぁと思い
Z8と共にする時間の中で
写真って本当に楽しい!!!
そう思えた瞬間でした。
最大の魅力は作品作りの自由度
その最大の魅力は、高画素機の美しさと、
トリミングによる作品作りの自由度である。
と改めて思った私の率直の感想です。
Z8は、RAW FINEで撮影すると、
8256×5504の画角サイズ
Z6Ⅱだと、6048×4024 のサイズ感
少々トリミングしても、Z6Ⅱと大差ない画角を得られるので、写真は綺麗なままです。
しかし、では、大きくトリミングした場合は
どうでしょうか?

3865 × 2498の画角までトリミングして
ズームしていますが
今のAdobe Lightroomでは、
AIノイズ除去があるので
トリミング時のザラザラ感を
感じさせないほど美しいと思います。
ここで、Lightroom classicを使って、トリミングしてみる。

トリミングすると、こうなる
高画素だからこそ、トリミングしても画質の低下をあまり感じさせず、
美しいものを、なるべく美しいまま切り抜くことができる。
これこそが、
今の時代Z8を選ぶべき最大の理由
これが、まかり通るのであれば、
少々、焦点距離が遠過ぎて合わなくても、
トリミングとAIノイズ除去で、
美しさを保つことが出来ます。
中望遠を持っていなくても、
標準レンズでカバー出来るし、
テレコンが無くてもなんとかなります。
ズームに関しては、
撮影する場面によって
カメラ内のクロップ機能や、
テレコンバーターも必要かと思います。
トリミングとレタッチの効率化
Z8+Adobe LightroomのAIノイズ除去
この流れは既に当たり前のように感じるけれど
圧倒的に簡単で、手間がなく、美しい。
切っても切り離せない存在であること。
ニコンは、NX STUDIOという
無料のレタッチソフトが優秀で
課金をしなくてもLightroomに
匹敵するレタッチが可能です。
目視で見た色や、鮮やかさなど
本来のカラーを最も大切と考える
ニコンのマインドは私はとても好きです。
しかし、今のSNSや、メディアは、
「美しく映えるもの」
「趣があり風情があるもの」がより好まれ
写真本来の撮って出しの色では
他者との比較が日常の為に
どうしても見劣りしてしまう
そんな時代なんだと思います。
Z8は、本来のカラーも、
美しい彩度も両方を叶えてくれる
素晴らしい1台だと私は使ってみて思いました。
AIの進化に私達はどう向き合うか
LightroomのAIノイズ除去が
リリースされたのは、2023年の4月
それ以前にもノイズ除去の機能はありましたが、ここまでボタン1つで美しく鮮明に
レタッチしてくれる機能ではありませんでした。
このAIノイズ除去の機能は
花火や、野鳥、花、電車、星景、
風景、夜景、人物、動物
全ての被写体において、
圧倒的な優位性を与えてくれます。
そして、Z8の高画素とAdobeのAIノイズ除去を
駆使した作品作りは、より写真というものを
楽しくさせてくれるのです。

Z6Ⅱや、Z6Ⅲの2450万画素でも
十分に綺麗ではありますが
自宅の24インチのパソコンモニターでは
天の川のレタッチや
トリミング後の画角サイズに
満足ができないのが、
やはり悔やまれます。
Facebookや、インスタグラムに投稿したり
スマホで見る程度であれば、
2000×1000くらいのサイズで
十分ではありますが、
Z8で写真のファイル整理をするのは
やはりPCが主流なので、
Z8を買うべき理由はここにある
そう思いながらニコンに魅了され
Z8が欲しくなりました。
カメラを持つ人々は、効率とは反した
非効率的に動き、地足をつけて歩き
迷い、道を開き、今にない瞬間を
追い求めるものです。
その中で最高の相棒Z8を手にしたものだけが
体感出来る、頼れる安心感と幸福感は
何にも変え難い存在となるでしょう。
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