鹿児島県出水市ツル撮影会1日目 Z8だから撮れる!野鳥撮影に必須の三大要素とは?
今回は、ニコンZ8と超望遠レンズで
出水市ツル観察センターでのセミナー撮影会に参加して
野鳥観察において、最も重要な三代要素について、
学んだことをお伝えしたいと思います。
1.野鳥撮影に大切な三大要素
【中野 耕志先生から学ぶ】
-よい野鳥写真の三大要素とは-
①光線状態
・順光側から撮影する。
・太陽が低い朝夕の時間帯がベスト。

望遠レンズはどうしてもF値が高いことと、テレコンバーターを付ければより暗くなる
しかも、高速で飛び立つ鳥の移動速度は速く、シャッタースピードも上げる必要がある。
そうすると、順光がセオリーになりますね。
②背景
・超望遠レンズのボケ感をうまく使い、
すっきりとした背景で野鳥を目立たせる。

確かに!
背景が暗いと、被写体がよくわからなくなってしまいますね。
でも青空だけだと、味気ない。
③ポーズやアクション
・野鳥の顔が写っている。
・翼の形やアクションの美しさを追求している。

この三大要素を兼ね備えた写真こそが
見やすい写真 = よい写真に繋がります。
2.野鳥撮影に必要なカメラ性能
はっきりと言えることは、
ニコンZ8&超望遠レンズは
野鳥撮影に必要な全ての性能を兼ね備えている!
ということ。
-野鳥撮影に必要なカメラ性能とは-
①超望遠撮影ができるシステム
中野先生の名言でもある
「野鳥写真の世界では800mmが標準である」
これにはびっくりしたが、実際に撮影してみて
その通りだと実感しました!
野鳥写真は、
500mm→広角
800mm→標準
1000mm→望遠
そうなると、
NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR Sには
1.4倍の内蔵テレコンバーター搭載している為
超望遠域600mm F4/840mm F5.6になる。
更に、テレコンバーター2倍をつけると
1680mmまで超望遠域が広がることになる。
しかし、内臓テレコン1.4倍+後付けテレコン2倍だと、流石に画質が落ちますね。
内蔵テレコン1.4倍くらいなら、画質の劣化はそれほどひどくないですが、F値は上がってしまいます。
②高速・高精度なオートフォーカス性能
Z8に被写体検出AF「鳥専用モード」が搭載されていることは言うまでもなく野鳥撮影に有効だと言える。
Z 9と同じ機能性を持ちながら、コンパクトサイズになったことも私のように女性にも扱いやすくなったことは決めてになります。
鳥専用モード搭載の進化をとげたZ8の凄さが分かる機能であることは間違いはありません。
③高速連射機能
ニコンZ8の連写機能は
RAW撮影で20コマ/秒が最速。
1000コマ以上の連続撮影が可能になる。
ハイスピードフレームキャプチャ機能という連写30コマ/秒、60コマ/秒、120コマ/秒の撮影が可能です。記録形式はJPEGのノーマルサイズになる。
さらにハイスピードフレームキャプチャー+」時に、シャッターボタンを半押ししたまま狙いを定めて全押しすると、
最大1秒前から最大4秒後まで画像を記録する設定(プリキャプチャー記録設定)が可能。
狙った瞬間を確認してからシャッターボタンを全押ししても、その瞬間を逃さず撮影できる。
この機能を最大限に発揮できることが
野鳥撮影にあると言えます。
プリキャプチャは、ニコンだけではないので、
このプリキャプチャ機能が搭載されたカメラが良いですね。
④操作性の良さ
Z8は撮影時のカスタムボタンの機能を1ボタン
1機能で割り当てることが可能になります。
更にiメニューのカスタマイズも使いやすさ、
性能の良さに繋がっています。
今回のツル撮影の際に私はほぼファインダーを
覗きながら撮影していました。
一度設定したメニューを変えるには、やはりファインダーを覗きながらボタンひとつで切り替えれたら
どんなに良いかと改めて実感しました。

一日目の記念すべきツル撮影1枚目!
さすが鳥検出AFさまさまですm(_ _)m
低空飛翔するナベヅルの幼鳥をしっり捉えることができました!

とても小さいですが、沢山のツルの上をアイサが飛び立つ姿を捉えることができました!
こんなに小さなカモでさえ追える機能の良さにとても感動しました!
可愛いw