
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sの背景ボケと重さのネックについての考察
今回は、NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sの重さのウィークポイントと、ストロングポイントについて考えようと思います。

というわけで、今回は、
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S
NIKKOR Z 70-180mm f/2.8
NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena
この3本のレンズを比較しつつ、
ナナニッパを買うべきか、悩む人への参考になれば良いなと思います。
通称「ナナニッパ」のお悩み解決!
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sを使って、背景をボケさせたい!
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sで、ポートレートって、どうやって撮ればいいの?

- 焦点距離を遠くする(望遠レンズを使用する)
- F値を低くする
- 被写体と背景を遠くする
- 被写体に近づき、相対的に背景を遠ざける
✅焦点距離が遠くなれば、ピントを合わせた時、背景のボケ感が増しますので、
望遠ズームレンズは、背景をボカしたい時に使います。
✅人物を入れて、背景をボカしたい場合は、やはり70mm以上の距離感が欲しいですね!
もちろんF値を下げてもボケますが、その場合でも大三元レンズの明るいF2.8は重宝します。
✅被写体との距離の取り方は、カメラのすぐ後ろに葉っぱとか、花を入れて
前ボケを造ることも、よくある手法ですね!
ニコン望遠レンズの重さ比較
今回は、Z8+望遠レンズの重さを比較してみたいと思います。
まずは、
Z8+NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S

2.5kgですね
手持ちでも撮れますが、ずっと構えて撮り続けるのは、しんどいですね。
続いて、Z8+NIKKOR Z 70-180mm f/2.8

1.7kgと、とても軽いですね!手持ちの味方です。
圧倒的に軽いです。
続いて、Z8+NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena

約2kg
Z8+NIKKOR Z 70-180mm f/2.8より、
ちょっと重いけれど、ナナニッパよりは軽いですね。

NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S(通称ナナニッパ)は、手持ちだと、扱えなくはないですが、
私の旦那でも、手持ちでポートレートをずっと撮っていると、やっぱり疲れる様子で、
男性でも2.5kgを構えてずっと撮り続けるのは流石に大変ですね。
このようなシーンなら、単焦点でも良いですし、NIKKOR Z 70-180mm f/2.8でも、どれでもOK な感じですね。
望遠ズームは、私が使うにはちょっと重すぎて、使えないのでは?
レンズが重いナナニッパは、どうやって使えばいいの?
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sは、非常に人気のレンズですが、
レンズだけで重量が1.44kgあり、Z8は910gあるので、
手持ちで2.3kg(実際は2.5kg)を振り回すのは、男性でもなかなか大変です。

※135mmで撮りましたが、この写真はプレナではなく、ナナニッパで撮影しました。
この写真は、手持ちで撮った犬山城
振り上げて撮っていると、若い人でも、少し重いと感じることがあるかと思います。
女性の方だと、三脚なしで振り回すのは、なかなか重くて難しいレンズだと思います。
数枚取るくらいなら、難なく問題ないですが、1時間とか撮影していると、さすがに疲れてきますね!😅

手持ちだと重いですが、基本は三脚固定で、
近づいてくる電車を捉えてみたり、お城をねらってみたり、
風景と人物など撮ってみて頂きたいと思います。
手持ちだと、設定とか考える前に、重い!という気持ちが先行してしまいますので、三脚固定すると、設定に余裕が出てきます。
また、距離感とボケ感をあれこれやってると、設定変更に手持ちだと苦しくなってきますので、
三脚を立ててシャッタースピードや、ISO感度、F値の設定など、ゆっくりと、色々試していると、
楽しくなってきます。
三脚座がついているので、アルカスイスプレートを装着して、三脚に固定すると、
縦構図もカメラを回転しやすく非常に便利です。
ローアングルは、小型の三脚があると便利ですね!
ローアングルで撮影する時は、
できれば、バリアングルのモニターがあるZ5ⅡやZ6Ⅲだと、
なお使い勝手が良いでしょう。
Z8は、4軸のチルト式ですが、Z6Ⅱより使い勝手は良いです。
Z6Ⅱは上下のみ可能のチルト式

Z8の4軸チルトは目線もズレないし、インスタ用の縦構図が作りやすく、
開閉もバリアングルより素早くて、楽で良いです。
バリアングルほどの自由度はありませんが、それほど困ったことはありませんでした。
でもやっぱり、手持ちで手軽に振り回したい!そんな方は、
NIKKOR Z 70-180mm f/2.8がオススメです。
これは非常に軽く、F2.8なので、暗所に強く、風景も、ポートレートも重宝します。

S-Lineのシリーズではないので、描写力や、性能は、NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sには敵いませんが、旅のお供には軽くて重宝します。
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sは、
基本的に三脚か、一脚がを使う方が、手や、関節を痛めず、良いと思います。😅

背景と被写体が近い場合は、ボケにくいですし、
風景の場合は、あまりボカしたくないのであれば、、
F値を上げて、絞ってみましょう!
ニコン望遠レンズ重さ比較まとめ
- NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sは Z8+ナナニッパで2.5kg 手持ちで長時間は辛いが、所有感は良く、人気も高い 使い方と慣れ次第
- NIKKOR Z 70-180mm f/2.8は、Z8に装着すると1.7kgと圧倒的に軽い!描写性能はNIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sには劣るが、十分美しく、旅のお供には軽くて楽
- NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plenaは、単焦点レンズなので、ズームを多用する風景には不向きだが、場所によっては使えるし、圧倒的なドラマチック感は唯一無二
なんだかんだ、NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sは、重いけれど、みんなそれを受け入れて大切にしているレンズだと思います。
私は、NIKKOR Z 70-180mm f/2.8を愛用していますが、絶景スポットで、周りのフォトグラファーさんが、みんなナナニッパを持っていると、
やっぱりNIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sを買っておけば良かったなぁ〜と、ちょっと劣等感というか、
そういう、思うことは多々ありますね。笑
ですから、
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sは、重いからといって、買って後悔はしないレンズだと思います。