
ニコンZ8を迷わず選ぶ最大の理由 その2
私は、普段Z6Ⅱを使用しており、Z6ⅢもNIKON様のレビュアーとして、1ヶ月ほど使いましたが、
Z8とZ6Ⅱを使い比べてみて思った事を
今回記事にしようと思います。
1.動くものと動かないもの
お花や、風景は、被写体が動かないですが、
飛行機や、電車は被写体が動きます。
最初は動かない被写体を狙うと思いますが、たくさん写真を撮るようになると、
動かない被写体よりも、動く被写体の方が、難易度が高く、実に面白い。
例えば、

Z8で撮影した伊丹空港の飛行機 夜間で動く被写体を狙うのは、とても難しく、難易度が高いですね。

Z6Ⅱで撮影したアジサイ とても綺麗ですが、被写体は動きません。
この2枚の写真 Z8とZ6Ⅱ、
どちらも私のお気に入りの写真の中から
選びました。
被写体が動く写真と、動かない写真 この2枚の写真で
決定的な違いは、一体何なのでしょう?
2.有効画素数
その違いは有効画素数であると思います。
Z8
4571万画素
Z6Ⅱ(Z6Ⅲ)
2450万画素
どちらもフルサイズでとても綺麗ですし、
Z6Ⅲは有効画素数は高画素ではないものの
Z8に劣らずのスペックや
ポテンシャルを有しており
非常に完成度が高く、汎用性の高い1台だと思います。
ここで、動かないものを被写体にして撮影するのであれば、自分が被写体に近づけば良いし、
レンズを交換して距離感を合わせることは可能です。
しかし、
「動くモノ」を撮影しようとすると、どうしても、「被写体との距離」という問題が出てきます。

それは、人であろうと、電車であろうと、飛行機であろうと、動物であろうと、
被写体は動いているわけですから、
自分と被写体との距離が、比較的遠くなるのは必然です。

その中でいかにピントを合わせるかは
カメラマンの腕の見せ所です。
被写体の速度が早ければ早いほど、撮影は難しく
シャッタースピードが上がれば、暗くなるし、
ISO感度を上げるか、F値を上げるか、レタッチで合成するか、より高度な撮影力が必要になってきますね。
だからこそ、「動くモノ」には、「トリミング」という技術が必要不可欠であり、より臨場感あふれる
作品に仕上げるためにも重要な作業と言えるでしょう。
これが、高画素機を求める理由だと思います。
Z5Ⅱ、Z6Ⅱ、Z6Ⅲ
どれもとても良いミラーレス機だと思います。
画像もとっても美しいです。
それでも、Z8が必要な理由は、やっぱり、「動くもの」を撮りたい!という思いがあるからこそ。
Z8が必要なんだと思います。
3. Z8は圧倒的な美しさ
有効画素数だけを見れば、他社のカメラで
より高画素な機種もありますが
そうすると、撮った写真の解像度は、さらに重くなり、カメラのスペックが上がれば上がる程、
撮り溜めたファイル容量は膨大な量になり、ハードディスクを圧迫します。
写真だらけのハードディスクがストレージ容量が圧迫し、
1秒間に20枚という連写機能は、自宅に帰った後、数千枚の写真を選定する必要があり、
膨大な数の写真ファイル管理に悩まされると思います。
そういう点で、4571万画素という画素数は、パソコンのグラフィック性能と相談した上で、
レタッチや、動画編集ができる最善解というか、限界に近い数値だと思いました。
もちろん、撮影時の画質を落とせば、ファイル容量は圧迫しなくて済むわけですし、たいしてレタッチをしない人は問題ないでしょう。
やっぱり綺麗な写真を残したい!という気持ちがあると思いますので、1枚1枚が重くても画質は落としたくはないと思います。
私は、先月開催された利根川の花火大会の動画をZ8で撮影しましたが、3分弱ほどの動画でなんと7.24GBでした。
このレベルになると、1個の動画が重すぎて容易に編集ができませんね。
そうなると、Z6Ⅲの出番になると思います。
私がZ6Ⅱを買った理由は、汎用的に使い勝手の良い1台が欲しかったからです。
有効画素数は2450万画素と少し劣るものの、それ以外に不満が特にないのがZ6Ⅱ(Z6Ⅲ)
Z8は、高画素であり、連写機能も申し分なく、撮り終えた後のファイル容量が重いのが難点ですが、圧倒的美しさを求める方々、オールマイティーに使用出来る万能なカメラが欲しい方は、
絶対Z8を選ぶべきだと確信しました。